フルマラソンに参加しました(3)

フルマラソンに参加しました(3)いばらき印刷株式会社ブログ21キロのハーフラインを過ぎた頃から、陽が陰りはじめ、風がさらに強くなり気温が急激に下がりました。(自分比)ここからは練習では走ったことのない距離ですので、突然、膝が痛くなったり、筋肉痛が起き始めたりしてもおかしくはありません。不安を抱えながら走るとペースにも影響するのかペースが落ち始めました。(今にして思えば単に疲れが出始めただけなのですが…)それでもどうにか、30キロ過ぎまでは走り続けることが出来ました。
途中でかぶり物や着ぐるみを身につけたランナーが軽やかな足取りで私の事を追い越していきます。10キロ付近だったら抜き返す位の気力も体力もあったのでしょうが、すでに精も根も尽き果てかけています。自分としては走っているつもりなのですが、ストライドは半分程度に短くなり、ほぼ擦り足の様な状態でのろのろと走っておりました。元気いっぱいに駆け抜けていく彼ら(彼女達?)をまるでテレビの画面を通して違う空間で見ているかのようにぼーっと見送っていました。
35キロを過ぎた当たりで、ついに足が売り切れて(エネルギーを使い果たした状態)しまいました。前に進もうとう気持ちはあるのですが足が前に出てくれません。足を上げようとすると大腿四頭筋が痙攣しそうになります。立ち止まって屈伸をして、走り出しますが500メートル進むと同じような状況で、そのうち大腿四頭筋だけではなく腓腹筋もつり始めました。私の足の筋肉一つ一つがまるで自分の意志を持っているかのように私の思いとは異なる動作を始めて39キロ地点でとうとう走ることが出来なくなりました。
歩く為の筋肉は私の言うことを聞いてくれるのですが、走るために必要な大腿四頭筋と腓腹筋は完全に職場放棄(学級崩壊?)のようです。屈伸運動も出来なくなり、膝を曲げずに、かかとで地面をとらえて大腿二頭筋で足全体を動かすことで、前に進みます。歩いているよりも遅いくらいです。風は更に強くなり体をあまり動かさないためとても寒いです。店舗が体に当たる風を防いでくれれば良いのですが、駐車場のように風が吹き抜けると、体が震え出します。(本当に寒いと体が勝手に震えることを身をもって感じました。)ここまで体感温度が下がるとは予想していなかったので、内心ちょっとやばい(イマドキの「マジヤバイ」とは違う本当に危険)な感じがしました。
そんなヤバイ思いをしながら3キロを30分歩き続けどうにかこうにかゴールしました。
同じタイミングでゴールラインに到達した他の参加者の皆さんは、みんな笑顔で、ギャラリーの方々に手を振りながら余裕でフィニッシュを迎えておられました。私は、前を見据える気力も、ギャラリーの皆さんに手を振る余裕も、ましてや笑顔でフィニッシュラインのカメラマンに応えるサービス精神も無く、ただただ生きてゴールにたどり着けた喜びを心の中でかみしめておりました。ゴール後に更衣室で着替える際に、片足立ちになった所で、筋肉達が再度、軽く職場放棄した為に、ランニングパンツを脱ぎかけのままで倒れ込み、周りで着替えて方々に、私のせくすぃーな半ケツをご覧頂いたのはここだけの話です。
当日の夜は風呂に入りながらもう二度と走るものかと思っておりましたが、それから2日が過ぎて筋肉痛もほぼ治まり、改めてフルマラソンの過酷さを痛感するとともに、心の隅で、「靴を良いモノに替えれば走りきれるかな~」などと、ちょっとMな気持ちも芽吹きつつある睦月の昼下がりであります。

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