チラシ印刷に関する情報(後半)

最近の印刷産業

最近は、インターネットでの印刷発注が進んでいます。印刷データーもwebからサーバーにアップロード出来ますし、無料のアップロードサーバーもあります。光回線のおかげで、アップロード・ダウンロードともに時間がかなり短縮されました。ひと昔は、MOとかCDでハンドリングしないと行けない時代がありましたが嘘のようです。

印刷会社も全国沢山ありますので、お客様にあったサービスと営業マンと巡り会うことが一番だと思います。当社も、お客様との縁を大切にさせていただき、日々営業させていただきます。
これからも、いばらき印刷をよろしくお願いいたします。

ファイルのアップロード

ファイルのアップロードには何をお使いですか?
当社は、自社内にアップロードサーバーを用意しておりますので、直接印刷データのアップロードが可能です。
詳しくはデータ入稿の流れをご確認ください。

印刷方法

印刷には、色々な印刷方法があります。
当社で印刷しているのは、オフセット印刷という方式になります。PS版というアルミの板のうえに、CTPというレーザー光線を発する機械で印刷データーを焼き付けます。 出力された印刷データーは、サイズごとに各印刷機械に取りつけられ印刷されます。その際、ブランケットというゴムの上にCTP上のデータがインクでのり、次に用紙に転写されるためオフセット印刷 と言われます。用紙に転写されたモノを、製本にて断裁・折るなどの加工を行いお客様に納品いたします。

平版印刷(オフセット印刷)の他には、凸版印刷、凹版印刷(グラビア印刷)、孔版印刷などがあります。


オフセット印刷

印刷するデータの部分が油性となり、それ以外の部分には水を含ませます。インキは油性ですからデータの部分のみ付着します。水と油の性質を利用して印刷する方法です。
直接、版を紙に押しつける方法ではなく、一旦ブランケットというゴムに転写してから紙にもう一度転写します。


凸版印刷

デコボコの版をつくり、そのデコボコ部分にインキを付着させて紙に転写します。厚い紙に印刷すると、用紙が圧の関係で引っこんで見えます。
(こだわりのある方は、良く名刺でご指定ありました)


凹版印刷

大量に印刷される雑誌などこの印刷方式で印刷されています。なぜなら、写真の階調をもっとも忠実に再現する方法だからです。
版式の原理は凸版とは逆に、版面に凹部をつくり、そこにインキを詰めて紙に転写します。小さな凹部でできた版全体にインキを付け、そこから余分なインキをかき取ります。すると凹部にのみインキが残り、これを紙に押しつけて転写します。


孔版印刷

版に穴(孔)をあけ、そこからインキを透過させて紙に付着させる方法です。プリントごっこの原理はこれです。

印刷の色の表現力

印刷は、どの様な方法で印刷されるかなどを前回の3でご説明しましたが、印刷はやはり写真などの印刷の色の表現力が綺麗かどうかによって印刷会社の技量が問われると言っても過言ではないと思っています。色調、見当などの印刷品質は、機械がある程度コントロールできますが最後のひと決めで評価が変わるのです。
よく、人の顔を健康的にとか、お刺身・お肉の色をもっとおいしそうにとか漠然とした指示がまかり通る世界です。そのため、そこがオペレーターの腕の見せ所で、経験豊かな当社オペレーターはそのような指示にも忠実に色調を合わせこみます。数値化で基準化することも大切ですが、誰がやっても80点のものと一手間かけて95点の印刷では、やはり品質(印刷物の仕上がり)が違います。
ぜひ、当社のカラー印刷をおためし下さい。ただし、印刷データの写真が最初から暗い、色調がないなどのものはフォトショップなどで加工した上で送付して下さい。

環境と機械のメンテナンス

印刷現場は、裏移り防止のパウダーや紙粉などにより機械周辺が汚れてしまったり、インキや溶剤などによる臭気もある職場です。以前は、3K職場などと言われていましたが、職場環境も改善され温度・湿度管理された中で印刷を行っています。

製作、印刷、製本現場とも5S運動(整理・整頓・清潔・清掃・躾)を徹底し、機械のメンテナンスもISO9000の決め事に則り決められた頻度でメンテナンスをしています。この、メンテナンスを怠ると印刷物に汚れが発生したり突然の 機械故障など発生する確率が増えてしまうので、徹底してメンテナンスを行うとともに事故の発生を未然に防いでいます。短納期への対応、高品質、適正価格とお客様に喜ばれる印刷物を今日もいばらき印刷は作っています。

印刷資材

当社の使用している印刷資材は、やはり良い印刷物を作る上で資材も良い資材を使用しなければ作れないと言う思いでおります。
印刷の値段が安いのだから、紙も安いモノ・インキも安いモノと値段の安いモノはいくらでもありますが、必ずしっぺ返しがあります。乾きが遅い、コスレ、汚れなど、後々お客様にご迷惑がかかってしまうことの無いように、機械や仕事にあったモノを使用して参ります。

機械化と手作業

今の印刷は、機械化がかなり進んでいます。印刷では、版付け、見当、インキ量の調整、色あわせ。製本では断裁、折り、無線綴じ、中綴じまで 何でもコンピューター化されています。
その分、職人でなくても効率よく作業が出来るようになりました。しかし、いかに機械化が進んでも人間によるきめ細かい作業はなくならず、仕事に対する気遣いも必要です。
当社では、一点一点そのようなことに注意しながら日々仕事に取り組んでいます。

豊富な紙の種類

印刷は、空気と水以外なら何でも印刷できると言われています。印刷の方法も色々あるからなんですが。
残念ながら、当社ではオフセット印刷方式なので紙にしか印刷できませんが、紙の種類は無数にございます。一般的な印刷に品目を絞ることにより、機械を効率よく動かしリーズナブルに印刷物をお客様にご提供する。
それが、いばらき印刷の使命だと思っております。

出力サンプルについて

当社では、早いときからワード、エクセル、パワーポイントでの印刷対応を行っていました。
当たり前のことなので、あまり宣伝していなかったのですが他のサイトでは、変換料などが発生しているようでした。確かに、パソコンの環境が変わると、フォント・プリンターの設定により文字ズレや文字の置き換え などが起きてしまいます。
そのため、お客様の環境でプリントアウトした用紙をFAXしていただきます。
確認作業に手間はかかりますが、これが一番の間違いがおきない元です。プリントアウトを送付いただけないと、事故が起きたときに補償の対象となりませんのでご注意下さい。

中小印刷業者の受注先の業種別売上高順位

平成20年度の中小印刷業者の受注先の業種別売上高順位は、1位卸売り・小売り、飲食店、2位が印刷、3位が広告、放送、情報サービス、4位がその他製造業、5位が新聞、出版、6位がその他サービス業、 7位が学校・各種団体の順だそうです。
地域で見ると、その地域によって得意先の差が現れるようです。